営業代行

営業代行のKPI設計
架電数・接続率・商談化率・
受注率の決め方

営業ファネルとKPIを分析する営業責任者
最終成果から逆算し、改善できる工程ごとの指標を設定します

営業代行のKPIは、架電数やアポイント数だけでは不十分です。

活動量が多くても、対象外企業との面談が増えれば受注にはつながりません。売上・粗利・受注数をKGIとして、提案、有効商談、担当者接続、接触までを逆算します。先行指標・中間指標・最終指標を分けることで、数字が悪い原因と改善する工程が分かります。

営業代行のKPI設計の基本

受注目標 → 必要提案数 → 必要有効商談数 → 必要接続数 → 必要接触数の順で逆算します。

  • アポイント数と有効商談数を分ける。
  • 率だけでなく、母数と定義をそろえる。
  • 週次で先行指標、月次で受注・粗利を確認する。
この記事の目次
  1. KPIの3階層
  2. 営業ファネル別の指標
  3. 受注目標からの逆算
  4. 週次レポートの見方
  5. 数値別の改善方法
  6. よくある質問
01

営業代行のKPIを
3階層に分ける

LEVEL 01

先行指標

活動と接触

短い周期で変化を確認でき、営業担当者や代行会社が直接改善しやすい指標です。

  • 接触数・架電数
  • 担当者接続数
  • メール開封・返信
LEVEL 03

最終指標

売上と利益

営業投資の成果を判断する指標です。自社の商談・提案品質にも左右されます。

  • 提案数・受注数
  • 受注金額・粗利
  • 受注単価・投資回収

先行指標だけを追うと活動量が目的になり、最終指標だけを追うと問題の発見が遅れます。3階層を同時に確認してください。

02

営業ファネル別に
確認するKPI

01接触対象への活動
02接続担当者と会話
03商談化日時・関心
04有効商談課題・条件
05受注契約・粗利
工程主なKPI計算方法確認すること
接触接触数・実行率実行数 ÷ 計画数計画した量を実行できているか
接続担当者接続率担当者接続数 ÷ 接触数リスト、時間帯、チャネルが合うか
商談化アポイント率アポ数 ÷ 担当者接続数ターゲット、訴求、会話が合うか
有効商談商談有効率有効商談数 ÷ 全アポ数成果条件に合う商談か
提案提案率・次回化率提案数 ÷ 有効商談数商談後に案件が前進しているか
受注受注率・受注単価受注数 ÷ 提案数提案、価格、決裁支援が合うか
率を比較するときは分母をそろえる「アポ率」が接触数を分母にしているのか、担当者接続数を分母にしているのかで数字は変わります。レポートと契約書で計算式を統一しましょう。
03

受注目標からKPIを
逆算する方法

月3件の受注を目標とする例で、必要な活動量を逆算します。以下は計算例であり、実際の率は自社データで置き換えてください。

KPI逆算例

受注3件 ← 提案10件 ← 有効商談15件 ← 担当者接続150件 ← 接触750件

受注率30%、有効商談からの提案率約67%、担当者接続からの有効商談率10%、接続率20%と仮定した例です。

STEP 01必要提案数

目標受注3件 ÷ 受注率30% = 提案10件

STEP 02必要有効商談数

提案10件 ÷ 提案率約67% = 有効商談15件

STEP 03必要担当者接続数

有効商談15件 ÷ 商談化率10% = 接続150件

STEP 04必要接触数

接続150件 ÷ 接続率20% = 接触750件

自社データがない場合

最初から正確な目標率を決める必要はありません。仮の率で計画を作り、最初の2〜4週間で実績値へ更新します。業界平均よりも、自社商材・対象顧客・チャネルで得た数字を優先します。

04

週次レポートで
確認する項目

  • 計画と実績:接触数、担当者接続数、アポイント数
  • 商談品質:対象条件、有効商談、決裁者接点、次回化
  • セグメント別:業界、規模、部署、役職、チャネルごとの率
  • 顧客の反応:質問、興味、断り理由、競合名、導入条件
  • 改善内容:今週変更した点と、変えなかった点
  • 次週の仮説:変更内容、期待する変化、判断する日
  • 社内対応:資料・回答・商談フォローの期限と担当者
週次で見る活動・接続・反応

短期間で修正できる先行指標を中心に確認します。

月次で見る有効商談・提案・受注

母数を確保してから中間・最終指標を評価します。

四半期で見る粗利・回収・継続

売上だけでなく営業投資全体の回収状況を見ます。

常時確認する顧客体験・説明品質

誤説明や強引な営業がないか、録音と履歴を確認します。

05

KPIが悪いときの
改善方法

悪化しているKPI主な原因改善の方向
実行率体制、工数、リスト不足稼働配分、準備工程、必要件数を見直す
担当者接続率番号、時間帯、対象部署直通情報、時間帯、メール等を比較する
アポイント率ターゲット、訴求、トーク受注企業と断り理由から仮説を変える
商談有効率成果条件、ヒアリング不足対象・課題・時期の確認項目をそろえる
提案率商談品質、課題理解、提案速度商談設計と商談後の連携を見直す
受注率価格、競合、決裁、提案内容失注理由を分類し、商談以降を改善する

一度に複数の条件を変えると、どの施策が数字へ影響したか分からなくなります。ターゲット、訴求、チャネル、時間帯などから、検証する項目を1〜2個に絞ります。

成果が止まっている原因の切り分けは、営業代行で成果が出ない7つの原因もご活用ください。

06

営業代行のKPIに関する
よくある質問

営業代行で最も重要なKPIは何ですか?

一つに絞るなら、受注につながる「有効商談数」が中間指標として重要です。ただし、原因を改善するためには接触・接続・提案・受注まで工程別に確認します。

アポイント数をKPIにするだけでは不十分ですか?

不十分な場合があります。対象外企業や課題のない面談でも件数に含まれると、アポイント数を達成しても受注につながりません。有効商談の定義と有効率を併せて設定してください。

KPIの目標値は業界平均で決めるべきですか?

業界平均は仮説として使えますが、商材、対象、知名度、チャネルで数字は変わります。初期データを集め、自社の実績値へ更新することが重要です。

受注率が低い場合も営業代行会社の責任ですか?

支援範囲によります。アポイントまでの契約なら、商談後の提案やフォローは自社の影響も大きくなります。工程ごとの担当と評価指標を契約前に決めてください。

KPIはどのくらいの頻度で見直しますか?

活動量や接続などの先行指標は週次、有効商談や受注は月次を基本にします。ターゲットや訴求を変更した場合は、変更前後を比較できる期間と母数を確保します。

LIBERAL HEARTS / SALES SUPPORT

件数を追う営業から、
受注を逆算する営業へ。

目標、ターゲット、成果条件を整理し、実行と改善に使えるKPIを設計します。

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この記事の発行元
株式会社リベラルハーツ

営業戦略の設計からアポイント獲得・商談まで、企業の営業活動を支援しています。

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