インサイドセールス代行

セールスケイデンスの作り方|接触計画・分岐・停止ルールの例

パソコンとノートで連絡内容を整理する営業担当者のイメージ
連絡する時期と手段を整理し、相手の反応に応じて次の行動を変えます。

セールスケイデンスは、見込み顧客へ「いつ・どの手段で・何を目的に」接触するかを決める計画です。送信回数だけを増やすのではなく、相手の反応に応じて次の動きを変え、連絡を止める条件まで設計します。

この記事の結論

対象を一つに絞り、各接点の目的、待機期間、反応があったときの分岐、終了条件を一枚にまとめます。返信や連絡停止の申し出があれば、予定した一斉追客を止めて個別対応へ切り替えます。

この記事の目次
  1. メールの例文集ではなく、接触の順番を決める
  2. 再連絡に合意した顧客向けの計画例
  3. 反応別に、次の接触を変える
  4. 管理表には「次回予定」だけでなく「終了理由」を残す
  5. 成果は対象企業単位で見直す
  6. よくある質問
01

メールの例文集ではなく、接触の順番を決める

Salesforceの解説でも、セールスケイデンスは時間軸に沿って複数の接点を組み合わせる計画とされています。この記事では、面談後に「翌月、状況を確認してほしい」と合意した法人顧客への再連絡を例に、実務上の設計を説明します。

問い合わせ直後、未接点の新規企業、既存顧客では期待される連絡が異なります。同じ計画に混ぜず、相手との接点と合意内容ごとに分けてください。以下の日数や回数は説明用の仮定であり、最適値ではありません。

02

再連絡に合意した顧客向けの計画例

接触計画の仮定例
時点手段と目的次の動き
開始前前回の会話・希望時期・連絡手段・他担当の対応履歴を確認合意時期と対象条件が合う場合だけ開始
0営業日目約束した時間帯に電話。検討状況の変化を確認つながれば個別対応へ。不在なら履歴を記録
2営業日目メールで前回の論点を一つ確認返信があれば予定を停止し、内容に応じて対応
6営業日目合意した連絡手段で状況を確認時期変更なら予定を組み直す
12営業日目返信がなければ、いったん連絡を区切る旨を案内継続追客を停止。自動で別の計画へ入れない

この例では同日に電話と複数メールを重ねません。相手がメールのみを希望しているなら電話は使わず、希望した間隔があればそちらを優先します。

確認メールは、例えば「前回お話しした入力作業の見直しについて、その後の状況に変化はありますか。時期が先になった場合は、差し支えなければ再連絡の目安をお知らせください」と、前回の論点と回答しやすい質問を一つ置きます。これは文面例であり、同じ内容を繰り返し送る前提ではありません。

03

反応別に、次の接触を変える

反応に応じた分岐
反応対応予定の扱い
具体的な相談の返信質問に回答し、必要なら次回の議題を相談定型の追客は停止
来月にしてほしい希望日と方法を確認する現在の計画を終了し、合意日に個別タスク
担当が変わった窓口の変更を確認し、経緯を整理古い担当者への継続送信を停止
今後の連絡は不要社内の連絡停止情報に反映する他担当や別計画からの再連絡も防ぐ
無回答・不在設定した上限まで状況を記録上限で終了。拒否と断定はしない

自動化する場合は、返信を検知しても次の予約送信が残っていないかを確認します。手動で電話した担当者と自動送信の担当者が別なら、接触履歴を同じ場所で確認できることが必要です。

04

管理表には「次回予定」だけでなく「終了理由」を残す

最低限、次の項目を一行で確認できるようにします。

  • 企業・担当者・対象案件の識別情報
  • 開始理由と、相手と合意した連絡時期・方法
  • 計画の版、担当者、現在の段階
  • 直近の接触日・手段・反応
  • 次の行動・期限、または終了理由

仮想例なら「A社/再連絡の合意あり/計画v1/2営業日目のメールに時期変更の返信/現在の計画は終了/希望月に担当者が再確認」と記録します。メールを送った回数だけでは、顧客の意向を守れているかは分かりません。

05

成果は対象企業単位で見直す

電話とメールを合わせた接触回数ではなく、対象企業・案件のうち会話や有効な返信が得られた件数を確認します。商談へ進んだ件数とともに、連絡停止、時期変更、宛先不備も分けて集計してください。

反応がないからといって、すぐに回数を増やさないようにします。対象の選び方、開始時期、前回の課題との一致、返信のしやすさを先に確認します。比較する場合は対象条件をそろえ、日程や文面を同時に多数変更しないことが重要です。

一つの接点だけの反応率ではなく、計画開始から終了までを同じ観測期間で追うと、途中で時期変更した案件も区別できます。

06

よくある質問

何回連絡するのがよいですか?

一律の回数は決められません。接点、相手の希望、検討期間に合わせて上限を置き、無回答でも無期限に追い続けないようにします。

専用ツールが必要ですか?

少数の対象なら、共有管理表と担当者の予定管理から始められます。どの方法でも、返信・停止希望・他担当の接触を確認し、予定した連絡を止められることが必要です。

参考資料:Salesforce:Sales Cadence(2026年10月15日確認)。本記事の記入例・数値・運用手順は説明用の例であり、顧客事例や成果保証ではありません。

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この記事の発行元
株式会社リベラルハーツ

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