展示会営業

展示会の声かけ・
呼び込みトーク例20選
NG例と商談化のコツ

展示会ブース前で営業スタッフが来場者へ声をかけるイメージ
呼び込みは大声ではなく、来場者が自分に関係があると判断できる一言から始めます

展示会の呼び込みで大切なのは、できるだけ多くの人へ声を出すことではありません。ターゲットとなる来場者に「自分の課題に関係がありそう」と感じてもらい、短い会話へ進むことです。

最初の一言、続けて確認する質問、説明担当者への引き継ぎを決めておくと、スタッフごとのばらつきを抑えられます。本記事では、BtoB展示会で使いやすい声かけを、場面別に20例紹介します。

この記事の結論

商品名を叫ぶより、
来場者が抱える課題から会話を始めましょう。

  • 声かけは「課題・業務・目的」のいずれかを一つだけ伝える。
  • 立ち止まったら、すぐに説明せず、1〜2問で対象者か確認する。
  • 詳しい説明は担当者へ渡し、呼び込み担当が長時間ふさがらないようにする。
この記事の目次
  1. 声かけの基本
  2. トーク例20選
  3. 避けたいNG例
  4. 商談につなげる流れ
  5. 役割分担
  6. 事前練習
  7. よくある質問
01

展示会の声かけは
「止める」より「判断を助ける」

来場者は短時間で多くのブースを見ています。何を扱うブースか分からないまま「お立ち寄りください」と言われても、立ち止まる理由を判断できません。

POINT 01対象を伝える

どのような業務・課題を持つ人に役立つか、短い言葉で示す。

「〇〇担当の方へ」
POINT 02一つだけ聞く

質問を重ねず、最初は答えやすい一問で関心を確かめる。

「今はどうされていますか」
POINT 03出口をつくる

対象外なら短く終え、興味があれば説明担当へ引き継ぐ。

会話を抱え込まない

声かけの正解は商材によって異なります。まず「誰の、どの課題を、どう変えるサービスか」を一文にし、それを質問へ置き換えます。

02

展示会で使える
声かけ・呼び込みトーク例20選

課題から会話を始める

  1. 01

    「〇〇業務に、時間がかかっていませんか?」

    業務効率化サービスなど、解決する課題が明確な場合。
  2. 02

    「〇〇の人手不足でお困りではありませんか?」

    採用・外注・自動化など、人員不足を解決する商材。
  3. 03

    「〇〇のコスト、見直しをされていますか?」

    経費削減や運用改善に関する商材。
  4. 04

    「〇〇の数字を、今より上げたいとお考えですか?」

    売上、商談、採用、継続率など成果改善型の商材。
  5. 05

    「〇〇の管理が属人化していませんか?」

    システム、コンサルティング、業務標準化サービス。

現在の方法を確認する

  1. 06

    「現在、〇〇は社内で対応されていますか?」

    内製・外注の状況を自然に確認する。
  2. 07

    「今はどのようなツールで管理されていますか?」

    SaaSや業務システムの展示で使いやすい質問。
  3. 08

    「〇〇の見直しは、今年予定されていますか?」

    導入時期や検討状況を確認したい場合。
  4. 09

    「〇〇のご担当でいらっしゃいますか?」

    担当部署・役割を確認し、対象外なら無理に続けない。
  5. 10

    「同じようなサービスを、すでにお使いですか?」

    利用状況と比較軸を確認する。

デモ・展示へ案内する

  1. 11

    「30秒で違いをご覧いただけます。」

    短いデモやビフォー・アフターがある場合。
  2. 12

    「実際の画面を、1分だけご覧になりますか?」

    来場者が必要時間を判断できるようにする。
  3. 13

    「〇〇の作業がどう変わるか、こちらで再現しています。」

    展示内容と業務上の変化を結びつける。
  4. 14

    「御社に近い導入事例を、簡単にご紹介できます。」

    業界や企業規模が確認できた後に使う。

見込み度を確かめる

  1. 15

    「現在、一番改善したいのはどの部分ですか?」

    複数機能を一度に説明せず、関心を絞る。
  2. 16

    「導入を検討するとしたら、いつ頃になりそうですか?」

    検討時期を確認し、会期後の優先順位に使う。
  3. 17

    「ご検討には、どの部署の方が関わりますか?」

    決裁や利用部門を確認する。

説明担当・次回商談へつなぐ

  1. 18

    「その点は担当者から、事例を交えて詳しくご説明します。」

    専門担当者へ自然に引き継ぐ。
  2. 19

    「御社の場合の進め方を、後日30分ほどで整理しませんか?」

    課題が具体的な相手へ次回面談を提案する。
  3. 20

    「今日伺った内容をもとに、関連資料をお送りします。」

    その場で商談化しない相手にも、次の約束を明確にする。

※ 「〇〇」には、来場者が普段使う業務名や課題を入れます。業界用語を一方的に使わず、回答しやすい長さに調整してください。

03

来場者を遠ざけやすい
声かけのNG例

避けたい声かけ伝わりにくい理由改善の方向
「お立ち寄りください」何のブースで、自分に関係があるか分からない対象者か課題を一つ伝える
「少しお時間よろしいですか?」必要時間と話す内容が分からず警戒されやすい「30秒」「1分」と内容を示す
「アンケートをお願いします」来場者のメリットより情報取得が先に見える展示内容や得られる情報を先に伝える
商品名の連呼知名度がなければ価値が伝わらない解決する業務・課題を伝える
長いサービス説明来場者の関心を確かめる前に情報を詰め込む一問聞き、必要な部分だけ説明する
通路をふさがない真正面から立ち止まらせたり、進路へ出たりすると圧迫感が出ます。ブースの境界付近から、相手が進む選択肢を残した状態で声をかけます。
04

声かけから商談につなげる
4段階の会話設計

呼び込み担当が会話を抱え込まない流れ
  1. STEP 01声をかける課題・業務・対象者の
    どれか一つを伝える
  2. STEP 02関心を確かめる現在の方法や課題を
    一問だけ確認する
  3. STEP 03短く説明する関心に合う価値を
    30秒〜1分で伝える
  4. STEP 04次へつなぐ担当者への引き継ぎか
    次回連絡を合意する

すべての来場者に商談を提案する必要はありません。ターゲット外、情報収集段階、具体的な検討がある相手を分け、それぞれに合う次の行動を設定します。

05

呼び込み・説明・商談を
役割分担する

役割担当する会話離脱を防ぐポイント
呼び込み最初の声かけ、対象者の簡単な確認詳しい説明を抱え込まず、入口へ戻る
一次説明課題の聞き取り、概要説明、温度感の確認会話内容を記録してから引き継ぐ
専門・商談担当個別要件、仕様、価格、導入条件、次回提案次の行動と日時を具体化する

必要人数とスタッフの選び方は、展示会の営業スタッフ外注ガイドで詳しく解説しています。

06

開催前に行う
15分のロールプレイ

  1. ターゲットを1人決める:業界、部署、役職、課題を具体化する。
  2. 声かけを3種類試す:課題起点、業務起点、デモ起点で反応を比べる。
  3. 30秒で説明する:機能ではなく、業務がどう変わるかを伝える。
  4. 断られた場合も練習する:しつこく追わず、短く終える言葉を決める。
  5. 引き継ぎまで通す:会話内容を専門担当者へ10秒で共有する。

引き継ぎの例

「〇〇業務を現在2名で対応されており、工数削減をご検討中です。導入時期は来期とのことです」と、確認できた課題・現状・時期を短く伝えます。

展示会初日の反応を見て、使われなかった言葉、立ち止まりやすかった言葉、対象者につながった質問を整理し、翌朝のミーティングで修正します。

07

展示会の声かけに関する
よくある質問

声かけの件数目標は必要ですか?

活動量を把握するために接触数を記録する方法はあります。ただし件数だけを追うと、対象外の来場者への声かけが増えるため、有効な会話数や引き継ぎ数も一緒に確認しましょう。

ノベルティを渡しながら声をかけてもよいですか?

接点づくりには使えますが、配布自体が目的にならないようにします。ノベルティを渡した後、対象者か判断できる質問を一つ用意しておきましょう。

声かけが苦手な社員はどうすればよいですか?

長い台本を覚えるより、最初の一言を3種類、次の質問を2種類に絞ります。呼び込みが得意な人と、詳しい説明が得意な人を分ける方法もあります。

外部スタッフでも商材説明はできますか?

事前研修で共有した範囲であれば対応できます。価格、個別見積もり、技術仕様など、社内担当者へ戻す質問を事前に決めてください。

LIBERAL HEARTS / EXHIBITION SALES

一言目から、
商談につながる展示会へ。

ターゲットに合わせた声かけ、質問、引き継ぎ方法を設計し、法人営業経験のあるスタッフが会場で実行します。

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編集について

株式会社リベラルハーツの展示会営業支援で蓄積した、声かけ・ヒアリング・引き継ぎ設計の知見をもとに編集しています。例文は商材や来場者に合わせて調整してください。

この記事の発行元
株式会社リベラルハーツ

営業戦略の設計からアポイント獲得・商談まで、企業の営業活動を支援しています。

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