展示会の営業スタッフ
外注ガイド
費用・役割・選び方を解説

展示会への出展が決まったものの、当日にブースへ立てる営業担当者が足りない。受付や呼び込みだけでなく、来場者の課題を聞き、次の商談につなげられる人材を増やしたい。こうした場合は、展示会の営業スタッフを外注できます。
ただし「スタッフを2名手配したい」だけでは、期待する役割が依頼先へ伝わりません。どの来場者に、何を聞き、どこまで説明し、誰へ引き継ぐか。この設計によって、受付スタッフ・コンパニオン・営業経験者のどれを選ぶべきかが変わります。
人数を決める前に、外注する役割と
社内に残す判断を分けましょう。
- 呼び込み・受付と、課題のヒアリング・商談化では必要な経験が異なる。
- 派遣と業務委託では、当日の指示の出し方が異なる。
- 費用は日当だけでなく、研修・管理・交通・会期後フォローまで含めて比較する。
展示会の営業スタッフとは?
受付・コンパニオンとの違い
「展示会スタッフ」という呼び方には、受付、誘導、コンパニオン、商品説明、商談対応などが含まれることがあります。会社ごとに名称と対応範囲が異なるため、職種名ではなく、任せたい仕事で確認することが重要です。
- ROLE 01受付・運営来場受付、誘導、
資料や備品の管理 - ROLE 02接点づくり呼び込み、資料配布、
アンケートの案内 - ROLE 03営業対応課題の確認、商材説明、
名刺獲得、商談打診 - ROLE 04専門対応仕様・価格・導入条件の
詳しい説明と判断
| 役割 | 主な仕事 | 向いている目的 |
|---|---|---|
| 受付・イベントスタッフ | 受付、誘導、資料配布、備品補充、アンケート案内 | 運営を安定させ、社員を説明や商談に集中させる |
| コンパニオン | ブース前での声かけ、来場者の誘引、受付、配布 | 通行者との接点を増やし、ブースへ案内する |
| 営業スタッフ | ターゲット判定、課題の聞き取り、商材説明、次回商談の打診 | 名刺の枚数だけでなく、商談につながる情報を残す |
| 自社の専門担当者 | 製品仕様、個別要件、価格、見積もり、導入条件の判断 | 専門的な質問に答え、具体的な提案へ進める |
受付やコンパニオンは、来場者との接点づくりや案内を中心に担うことが一般的です。BtoB展示会で課題の聞き取りや商談設定まで求める場合は、その範囲を担える営業スタッフかを確認しましょう。
派遣と業務委託では、
指示の出し方が異なる
展示会スタッフの外注方法には、人材派遣や業務委託などがあります。大きな違いは、スタッフへ直接、仕事上の指示を出すのが誰かです。
| 契約形態 | 当日の指揮命令 | 依頼時の考え方 |
|---|---|---|
| 人材派遣 | 派遣先である出展企業が、派遣スタッフへ直接指示する | 当日の配置や業務を、自社側で細かく管理したい場合に検討 |
| 業務委託・請負 | 受託会社が、自社の責任でスタッフへ指示する | 成果・業務範囲・運営方法を事前に決め、受託側の責任者を通じて進める |
厚生労働省は、労働者派遣を「派遣先の指揮命令を受けて働く」形態と説明しています。一方、業務委託や請負は、注文主の指揮命令を受けない形態です。契約の名称ではなく実態で判断されるため、業務委託なのに発注企業が個々のスタッフへ直接指示する運用は避け、契約先へ指示系統を確認してください。
※ 本項は厚生労働省の公開情報に基づく一般的な整理であり、個別契約の法的判断ではありません。契約形態や当日の運用は、依頼先や専門家へ確認してください。
必要な人数は、
ブース内の仕事から逆算する
「1小間なら何名」と一律に決めるより、同時に発生する仕事を洗い出します。説明中の社員が、受付・呼び込み・記録まで兼ねると、別の来場者に対応できない時間が増えます。
ターゲットに声をかけ、短い訴求で関心を確かめ、ブース内へ案内する。
来場目的や課題を確認し、概要を説明。次に話す担当者を判断する。
製品仕様や個別要件を説明し、次回提案や商談の合意をつくる。
人数を決める前に確認したい6項目
- ブースの入口、展示台、デモ、商談席の数
- 来場が集中する時間帯と、説明1回あたりの所要時間
- 当日に対応できる自社社員の人数と役割
- 名刺・アンケート・スキャンなど、情報を取得する方法
- 休憩中も維持したい最低限の配置
- 来場者をどの条件で社員へ引き継ぐか
まずは「入口」「一次ヒアリング」「詳しい説明」の3役を埋め、足りない役割を外注します。少人数のブースでは兼務も可能ですが、誰が離れたときにどの業務が止まるかまで確認しておきましょう。
営業スタッフに
どこまで外注できる?
展示会当日の勤務だけでなく、事前準備や会期後のフォローまで依頼できる会社もあります。見積もりでは、次のどこまで含むかを明確にします。
| 時期 | 外注できる業務の例 | 社内で決めること |
|---|---|---|
| 展示会前 | 目標整理、商材研修、トーク・ヒアリング項目の作成、役割分担 | ターゲット、訴求、説明範囲、目標、NG表現 |
| 展示会当日 | 声かけ、名刺獲得、課題の聞き取り、商材説明、商談打診、対応記録 | 専門質問の回答者、価格判断、引き継ぎ先 |
| 会期後 | リード整理、フォローコール、検討状況の確認、商談設定、活動報告 | 商談担当者、日程、提案内容、見送り後の運用 |
価格や製品仕様の判断は社内へ戻す
営業スタッフが話せる内容は、事前研修と共有資料の範囲に限られます。個別見積もり、値引き、契約条件、高度な技術質問などは、社内の担当者へ引き継ぐ線を決めます。「分からない質問へ無理に答えない」ことも、ブランドを守る運用の一つです。
リベラルハーツは、展示会前の準備から
当日の営業、会期後の追客まで対応します。
展示会スタッフ外注の費用と、
見積もりの比較方法
費用は、役割、必要な経験、拘束時間、人数、開催地、事前研修、管理体制によって変わります。受付や呼び込みを担う人材と、法人営業経験があり商材説明や商談打診まで行う人材は、同じ条件では比較できません。
リベラルハーツの展示会営業支援:展示会同行費用は1名1日50,000円、初期費用100,000円。同行時間は10:00〜18:00で、1名・2日から依頼可能です。
※ 必要人数、開催地、事前研修、会期後のフォローなどにより費用は異なります。最新条件と税区分は見積もり時にご確認ください。
見積もりで確認する費用
- スタッフ費:1名1日・時間・案件単位などの基本料金
- 準備費:商材研修、トーク作成、マニュアル整備、事前ミーティング
- 管理費:当日のディレクター、スタッフ管理、活動報告
- 実費:交通費、宿泊費、衣装、備品、延長対応
- 会期後の費用:リード整理、フォローコール、商談設定
- 変更時の費用:人数・日程変更、キャンセル、代替要員の条件
複数社へ見積もりを依頼するときは、展示会名、日程、会場、拘束時間、人数、仕事内容、必要な経験、研修時間を同じ条件で渡します。総額だけでなく、何が含まれ、何が追加費用になるかを比較しましょう。
外注する営業スタッフへ
事前に共有すること
当日の成果は、営業経験だけで決まりません。スタッフが短時間で商材とターゲットを理解できるよう、判断に必要な情報を整理します。
- STEP 01目標を決める接点・有効リード・
商談の定義をそろえる - STEP 02商材を共有する顧客の課題と価値を
短く説明できる状態に - STEP 03動きを決める立ち位置・記録・
引き継ぎ方法を確認 - STEP 04練習する声かけと質問対応を
ロールプレイで確認
研修資料に入れたい内容
- 会社・商材の概要と、顧客が抱えやすい課題
- 展示会で優先したい業界、企業規模、部署、役職
- 30秒・3分・10分で説明する場合の要点
- 最初に聞く質問と、商談を打診する条件
- 競合との違い、よくある質問、回答してはいけない内容
- 名刺やアンケートに残す項目、対応結果の分類
- 社員へ引き継ぐ合図と、ブース内の担当者
声かけから引き継ぎまでの例
「どのような情報をお探しですか」と来場目的を確認し、対象となる課題があれば概要を説明。個別要件や導入条件の話に進む段階で、社内の専門担当者へ会話内容とともに引き継ぎます。
台本を一字一句覚えるより、確認する順番と、話してよい範囲を共有する方が実務的です。研修後にはロールプレイを行い、回答が分からない質問を社内へ戻せるかも確認します。
依頼先を選ぶ7つの確認点と、
展示会営業の支援事例
- 必要な仕事に対応できるか:受付だけでなく、ヒアリング・商材説明・商談打診まで任せられるか。
- 法人営業の経験基準:営業スタッフの選定条件や、経験年数を確認できるか。
- 商材研修の方法:資料を渡すだけでなく、質問・ロールプレイ・理解確認があるか。
- 当日の責任者:配置変更、休憩、トラブル時の連絡先が明確か。
- 欠員時の対応:代替要員の条件と、連絡期限が契約に書かれているか。
- 記録と報告:名刺数だけでなく、課題・検討時期・次の対応を残せるか。
- 会期後までつなげられるか:フォローコールや商談設定も同じ方針で依頼できるか。
株式会社シマントの展示会営業支援
営業担当者が商談中に別の来場者へ対応できず、営業機会を逃していることが課題でした。商材を理解した営業人材が現場に同行し、来場者との会話を深めながらリード獲得を支援。公開事例では、展示会のKPIを上回る成果につながったと紹介しています。
※ 支援内容と成果は当該事例の条件によるもので、同様の成果を保証するものではありません。
株式会社シマントの支援事例を見る当日だけで終わらせず、会期後の担当も決める
展示会で得た名刺は、次の連絡が決まって初めて営業活動につながります。誰が、いつから、どの優先順位で連絡するかを会期前に決めましょう。詳しい手順は、展示会後のフォロー営業を外注する方法で解説しています。
展示会の営業スタッフ外注で
よくある質問
何名・何日から外注できますか?
会社によって最低人数や最低日数が異なります。リベラルハーツの展示会営業支援は、1名・2日からご依頼いただけます。日程と必要な役割を共有してください。
展示会の何日前までに依頼すればよいですか?
人員の選定と商材研修が必要なため、出展が決まった段階で相談するのが安全です。リベラルハーツでは、最短でも展示会の10営業日前までのご契約を目安としています。日程や必要人数により対応可否は異なります。
営業スタッフへ直接、当日の指示を出せますか?
人材派遣では派遣先が直接指示しますが、業務委託・請負では受託会社がスタッフを指揮します。契約形態により異なるため、責任者と指示系統を依頼先へ確認してください。
商材知識がない外部スタッフでも説明できますか?
事前研修で共有した範囲であれば対応できます。複雑な仕様、価格、個別見積もりなどは社内担当者へ引き継ぐ設計が必要です。依頼前に、任せる説明範囲とNG回答を決めましょう。
会期後のフォローコールも同じ会社へ依頼できますか?
対応範囲は会社ごとに異なります。展示会当日の会話記録を、そのまま会期後の連絡へ活用できる会社を選ぶと、情報の引き継ぎを減らせます。リベラルハーツでは当日支援とフォローコールの両方をご相談いただけます。
LIBERAL HEARTS / EXHIBITION SALES
当日の人手を、
商談につながる営業力へ。
展示会名、開催日、必要な人数が分かる範囲で構いません。営業スタッフの役割設計から、会期後のフォローまでご相談いただけます。
展示会の営業支援を無料相談情報確認日:2026年10月2日。契約形態や当日の運用は、依頼先や専門家へご確認ください。
株式会社リベラルハーツの展示会営業支援の知見をもとに編集しています。