営業戦略

深耕営業とは?既存顧客の取引を広げる手順・具体例・失敗を防ぐポイント

深耕営業とは?既存顧客の取引を広げる手順・具体例・失敗を防ぐポイント

深耕営業は、既存顧客の状況を理解し、必要な支援を広げる営業です。追加提案の前に確認すること、実践手順、営業とカスタマーサクセスの分担を整理します。

この記事の目次
  1. 深耕営業とは・新規開拓との違い
  2. 深耕営業が重要になる場面
  3. 業種別の実践例
  4. 深耕営業を実践する4つのステップ
  5. 営業とカスタマーサクセスの役割分担
  6. よくある失敗と改善策
  7. まとめ
01

深耕営業とは・新規開拓との違い

深耕営業は、既存顧客との取引や利用状況を踏まえ、関係を深めながら取引の維持・拡大を目指す営業です。単に連絡回数を増やしたり、商品を追加で売ったりすることではありません。

活動主な目的確認すること
新規開拓新しい顧客との取引を始める課題、適合性、取引条件
深耕営業既存顧客の課題に合わせて支援を広げる利用状況、未解決の課題、変化
アップセル上位プランなどへ利用を拡大追加機能や容量が必要か
クロスセル関連する商品・サービスを提案現在の契約と別の課題に合うか

アップセルとクロスセルは、深耕営業で使う提案方法の一部です。現状に不満がある顧客には、先に課題の解消を支援します。

02

深耕営業が重要になる場面

新規開拓に加えて既存顧客の変化を把握することで、追加の相談や解約リスクに気づける場合があります。ただし、既存顧客なら必ず安く売れる、提案が受け入れられるとは限りません。

変化確認する内容
利用人数・拠点の増加現在の契約で業務を支えられるか
業務や組織の変更新しい担当・利用目的・運用の課題
利用の停滞使えていない理由と支援の必要性
契約更新の時期継続判断に必要な成果と懸念

取引額だけでなく、顧客が期待した成果を得られているかを確認することが、継続的な提案の土台になります。

03

業種別の実践例

以下は深耕営業の進め方を示す例であり、特定企業の成功実績ではありません。

場面確認すること提案の方向
製造業の設備・部品稼働状況、保守上の課題、更新計画保守・周辺機器・更新の検討
SaaS・IT利用状況、業務量、未活用の理由活用支援、必要に応じた機能・人数の拡張
人材サービス採用・配置計画、職場の変化対応可能な職種・部署への支援拡大

利用頻度の低さだけで不要と判断せず、想定する使い方と照らし合わせます。別部門への提案も、現在の窓口と進め方を相談して行いましょう。

04

深耕営業を実践する4つのステップ

状況把握から継続フォローへ
  1. STEP 01現状を把握契約、利用、相談履歴を整理
  2. STEP 02課題を確認変化と未解決の問題を聞く
  3. STEP 03必要な提案時期・関係者・条件を合わせる
  4. STEP 04結果を確認導入後の活用と次の課題

面談では「現在の使い方で不便な点はありますか」「今後、業務や体制が変わる予定はありますか」と聞き、営業側の想定を確かめます。

見送られた提案も、理由と再検討の条件を記録します。契約更新直前だけ連絡する運用では、問題に対応する時間が足りなくなることがあります。

05

営業とカスタマーサクセスの役割分担

役割主に担当すること共有する情報
営業追加提案と契約条件の調整提案内容、合意事項、顧客の期待
カスタマーサクセス等利用状況の把握と活用支援成果、困りごと、追加相談
管理者重点顧客と対応方針の決定担当、次の行動、優先順位

小規模な組織で兼任していても、対応する目的と記録は分けます。複数担当が同じ提案を送ったり、誰も対応していなかったりする状態を防ぎましょう。

あわせて読む:重点顧客のアカウントプランの作り方

06

よくある失敗と改善策

失敗改善策
売り込みの連絡ばかりになる活用状況と課題を確認してから提案する
担当者の記憶に依存する関係者・約束・次の予定をCRMへ残す
既存顧客対応を後回しにする重点度と更新時期から対応予定を決める
追加売上だけで評価する継続・利用状況・顧客の成果も確認する

評価期間の途中では未決着案件も分けます。追加契約だけでなく、解約や縮小が起きた理由を共有することで、提案と支援の両方を改善できます。

あわせて読む:カスタマーサクセス代行の支援範囲

07

まとめ

深耕営業は、現在の顧客の成果と状況変化から次の支援を考える営業です。利用状況、課題、提案、結果を記録し、担当者が変わっても継続できる運用を整えましょう。

LIBERAL HEARTS / SALES SUPPORT

既存顧客との接点を、
次の提案機会へ。

顧客の状況確認、追加提案、フォローの役割を整理し、継続できる営業体制づくりを支援します。

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この記事の発行元
株式会社リベラルハーツ

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