営業戦略

アカウント営業とは?対象企業の選定・関係者の整理・深耕の進め方

アカウント営業とは?対象企業の選定・関係者の整理・深耕の進め方

アカウント営業は、企業単位で課題と関係者を捉え、中長期の取引を設計する営業の進め方です。大企業を選ぶだけで終わらせず、対象選定から部門間の連携・追加提案まで整理します。

この記事の目次
  1. アカウント営業と関連する考え方
  2. 重点企業を選ぶ基準
  3. 関係者を企業単位で整理する
  4. 初回受注から継続・拡張まで
  5. 管理指標と営業・CSの連携
  6. よくある質問
01

アカウント営業と関連する考え方

アカウント営業では、個別の商談だけでなく、その企業との取引全体を見ます。誰が何を実現したいのか、どの部門に関係するのかを整理し、初回受注と受注後の成果をつなげます。既存顧客だけでなく、重点的に開拓する新規企業にも使える考え方です。

用語主な焦点
アカウント営業企業単位での関係構築と取引設計
ABM重点企業に営業・マーケティング施策を合わせる
アカウントプラン企業ごとの目標・課題・行動計画
アップセル・クロスセル追加の価値に合う契約拡張・関連提案

あわせて読む:アカウントプランの作り方

02

重点企業を選ぶ基準

観点見る内容避けたい判断
適合課題と提供価値が合うか企業規模だけで決める
可能性複数部門・継続利用の余地根拠なく大きな売上を見込む
関係接点と情報を得る方法知り合いがいるだけで優先
実行性必要な専門性・体制・期間対応能力を超えて追う
負担支援工数と採算売上だけで収益性を見ない

評価は機械的な順位付けではなく、重点的に時間を使う理由を説明するための材料です。既存企業では利用状況や未解決の不満、新規企業では課題仮説と確認の手段を分けて見ます。

03

関係者を企業単位で整理する

役割関心確認すること
利用担当日々の業務負担実際の使い方と困りごと
部門責任者部門の成果・体制改善目標と優先順位
決裁者投資価値・リスク判断条件と予算
管理・調達契約・情報管理社内手続きと必要資料
他部門自部門での適用同じ課題があるか

接点のない関係者を推測で埋めず、未確認として残します。他部門への接触は、現在の担当者との関係や社内調整を踏まえて進めましょう。一人の窓口だけに情報が集中しない体制も重要です。

04

初回受注から継続・拡張まで

企業との取引を育てる
  1. STEP 01理解する事業・課題・関係者を整理
  2. STEP 02始める範囲と成功条件を合意
  3. STEP 03確かめる導入後の成果と課題を確認
  4. STEP 04広げる追加価値がある領域を提案

他部門への展開や上位プランの提案を急ぐ前に、現在の支援が機能しているかを確認します。成功条件が曖昧なまま契約だけ増やすと、担当者の負担や不満が積み重なることがあります。

05

管理指標と営業・CSの連携

項目見る意味
利用・支援の成果約束した価値が届いているか
未解決の課題継続を妨げる要因は何か
関係者との接点必要な部門と対話できているか
案件と次の行動誰がいつ何を確認するか
売上・利益・工数取引を継続できる条件か

顧客責任者を決め、営業とカスタマーサクセスが別々の約束をしないようにします。月次・四半期など取引に合う頻度で計画を見直し、根拠のない拡大目標を置かない運用にします。

あわせて読む:アップセル・クロスセルの進め方

あわせて読む:チームセリングの役割分担

06

よくある質問

大企業だけが対象ですか?

企業規模だけでは決まりません。継続利用の価値、複数の関係者、支援体制などを踏まえて選びます。

ABMと同じですか?

関連しますが、アカウント営業は企業単位の営業活動、ABMは重点企業にマーケティングと営業を合わせる考え方として整理できます。

追加提案のタイミングは?

現在の成果と顧客の新しい課題が確認できた時点で検討します。契約更新の時期だけで機械的に判断しません。

LIBERAL HEARTS / SALES SUPPORT

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この記事の発行元
株式会社リベラルハーツ

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