セールスマーケティングとは?営業と集客をつなぐ戦略・KPI・実践手順

リードは増えているのに商談につながらない。その原因は、集客と営業の目標や引き継ぎがずれていることかもしれません。セールスマーケティングの考え方と、部門をつなぐ具体的な運用を解説します。
セールスマーケティングの基本
セールスマーケティングは、見込み顧客との接点づくりから商談・受注までを連動して設計する考え方です。部門名を変えることではなく、対象顧客、情報、引き継ぎ条件、評価指標を揃えることが中心になります。
| 項目 | 分断した状態 | 連携した状態 |
|---|---|---|
| 対象 | 部門ごとに異なる顧客像 | 共通の対象・除外条件 |
| 成果 | 集客数と売上を別々に確認 | 案件化まで工程別に確認 |
| 引き継ぎ | 連絡先だけを渡す | 関心・課題・次の行動を渡す |
| 改善 | 担当部門の中で完結 | 受注・失注理由を施策へ戻す |
マーケティングと営業を同じ担当者が担う会社でも、この整理は有効です。どの接点から来た相手に何を提案したかが分かれば、限られた時間を使う施策を選びやすくなります。
受注までの流れを設計する
- STEP 01対象を決める業種・規模・課題を揃える
- STEP 02接点をつくる記事・広告・紹介等を選ぶ
- STEP 03商談へつなぐ課題確認と検討支援を行う
- STEP 04結果を戻す受注・見送り理由を施策へ反映
| 工程 | 完了条件の例 | 担当へ渡すもの |
|---|---|---|
| 集客 | 関心を持つ相手と接点を得た | 流入元・関心テーマ |
| 初回対応 | 本人の課題と検討状況を確認 | 会話履歴・必要な情報 |
| 商談設定 | 目的と参加者・日程が合意できた | 商談前の確認事項 |
| 提案・受注 | 条件合意または見送り理由が確定 | 決定要因・改善点 |
あわせて読む:問い合わせを商談につなぐ対応フロー
対象と検討段階に合わせて情報を届ける
| 段階 | 読者・顧客の疑問 | 用意する情報 |
|---|---|---|
| 課題の認識 | 何が問題なのか | 課題整理・チェックリスト |
| 方法の検討 | どう解決できるか | 手法比較・実践例 |
| 委託先の比較 | どこへ頼めばよいか | 支援範囲・料金・比較表 |
| 具体的な相談 | 自社ではどう進めるか | 体制案・実施条件・見積もり |
資料請求をした人がすべて商談希望とは限りません。取得した情報に加え、本人の希望を確認して対応を変えます。検討が進んでいない場合は、無理に日程を取るより必要な資料や再確認時期を合意しましょう。
KPIは同じ定義で管理する
| 指標 | 意味 | 注意点 |
|---|---|---|
| 対象リード数 | 顧客条件に合う接点の数 | 重複・対象外を区別 |
| 商談化率 | 商談設定数÷対象リード数 | 設定と実施を分ける |
| 案件化率 | 提案対象案件数÷実施商談数 | 案件の定義を揃える |
| 受注率 | 受注数÷対象案件数 | 同じ対象群・期間で比較 |
| 獲得費用 | 施策費と営業工数の合計 | 外注費だけで計算しない |
例として、リード100件のうち対象条件に合うのが60件、商談設定12件なら、全リード基準は12%、対象リード基準は20%です。分母が違う数値を比較して改善・悪化と判断しないようにしてください。
最小構成で始める実践手順
最初から多くのツールや施策を追加する必要はありません。既存の問い合わせを一つ選び、受付から商談まで追える状態をつくります。
| 項目 | 具体的に決めること |
|---|---|
| 共通リスト | 会社・接点・関心・担当・次回対応 |
| 対応ルール | 受付確認の期限と不在時の代替担当 |
| 週次確認 | 未対応、保留、商談化しなかった理由 |
| 改善担当 | 資料・対象・対応方法を誰が修正するか |
営業から「質が悪い」と報告するだけでは集客を変えられません。「対象業種は合うが開始時期が遠い」「資料の期待とサービス範囲が違う」のように、次の修正に使える理由を残しましょう。
あわせて読む:リードナーチャリングの進め方
よくある質問
マーケティング担当がいなくてもできますか?
集客と営業を兼務する体制でも実践できます。役職よりも、工程ごとの担当と記録を揃えることが重要です。
ツール導入が先ですか?
まず対象、引き継ぎ、記録項目を決めます。手作業で負担が大きい部分を確認してからツールを選ぶと運用がぶれにくくなります。
効果は何で判断しますか?
流入数だけでなく、対象リード、商談実施、案件化、受注までを確認します。商談期間が長い場合は途中の進捗も見ます。
LIBERAL HEARTS / SALES SUPPORT
集客で得た接点を、
営業成果につなげる。
リード対応・ヒアリング・商談化の流れを整理し、実行と改善まで支援します。
営業体制を無料相談