人事・総務向け営業に強い営業代行会社おすすめ5選を徹底比較!法改正と年度予算サイクルが動かす「制度対応型」商談の攻略法も解説

最終更新日:2026.07.28
人事・総務向け営業に強い営業代行会社とは、HR SaaSや勤怠・労務管理システム、研修サービス、福利厚生代行、社労士サービスなど、企業の人事部・総務部が購買の意思決定に関わるBtoB商材の営業活動を、外部のプロ人材に委託できる会社を指します。しかし人事・総務部門は経営企画や役員まで巻き込む独特の決裁プロセスを持ち、法改正のタイミングで需要が動くなど他部門とは異なる商習慣を抱えているため、「営業代行会社ならどこでもよい」という選び方では成果が出にくいのが実情です。
この記事では、人事・総務部門をターゲットにした営業支援で実績のある営業代行会社5社を比較しながら、人事・総務部門特有の決裁プロセスや予算タイミング、法改正が生み出す商談のトリガー、細分化するHRTech市場の構造まで、実務に踏み込んで整理します。
HR SaaSや労務管理システム、研修・福利厚生サービスなどを展開しており人事・総務部門への新規開拓を強化したい企業の経営者・営業責任者の方はもちろん、これから営業代行の活用を検討する担当者の方にとっても、自社に合った会社選びと商談を前に進めるための実践的なヒントが得られる内容になっています。
目次
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リベラルハーツ
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セレブリックス
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Scalehack
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ディグロス
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DORIRU
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人事・総務部門が購買を検討する商材の広がり
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情報システム部門との共同意思決定という壁
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稟議に乗りやすい訴求軸
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決裁関与者は人事部長・総務部長にとどまらない
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4月期初の新年度予算と1〜3月の予算消化タイミング
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決裁が長期化しやすい理由と伴走力の必要性
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ハラスメント防止措置の義務化とハラスメント研修
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社会保険手続きの電子申請義務化と労務SaaS
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2025年の育児・介護休業法改正への対応ニーズ
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勤怠・労務・タレントマネジメントそれぞれの市場規模
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商材ごとに異なる決裁者と比較検討の軸
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中小企業と大企業で異なる購買行動
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個人情報・労務情報を扱う商材への配慮
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稟議資料・ROI訴求に強い提案力
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料金体系と商材特性の相性
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予算サイクルを踏まえたアプローチタイミングの設計
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情報システム部門を巻き込んだ提案動線の構築
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信頼性・実績訴求を軸にしたトークスクリプト設計
人事・総務部門をターゲットにした営業代行会社おすすめ5選
ここでは、人事・総務部門への営業支援で実績のある営業代行会社5社を、それぞれの強みや実績とともにご紹介します。
株式会社リベラルハーツ
株式会社リベラルハーツは、証券会社出身のメンバーが中心となって設立した「品質特化」を掲げる営業代行会社です。営業戦略の立案からインサイドセールス、オンラインセールス、展示会営業代行、CXOレター代行まで一気通貫で対応し、月額20万円からの固定報酬型、または固定報酬に成果報酬を組み合わせた料金プランを選択できる柔軟さも特徴です。人事・総務部門向けの商材はコンプライアンスや信頼性を軸にした訴求が刺さりやすいため、証券業界仕込みの丁寧なヒアリングと稟議書に必要な情報整理を伴走できる点が強みになります。IT/SaaS企業や人材業界向けの新規開拓支援で培った知見を、HR SaaSや研修サービスといった人事・総務向け商材にも応用できる体制を整えています。
サービス内容
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新規顧客開拓
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インサイドセールス(電話・メールによるリードや商談機会の獲得)
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オンラインセールス(Webツールを活用した商談)
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営業戦略の設計
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ターゲットリストの作成
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バイネーム特定
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CXOレター(意思決定者への手紙営業)など
特徴
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証券会社出身者がディレクターとしてプロジェクトを統括し、案件ごとの質を徹底管理
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営業経験3年以上のトップクラスの法人営業スタッフが担当
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月額20万円から、1ヶ月単位での利用が可能という柔軟な価格設定
報酬体系
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固定報酬型
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固定報酬+成果報酬型
株式会社セレブリックス

出典:株式会社セレブリックス
株式会社セレブリックスは1998年設立(創業1992年)、資本金1億円、従業員1,264名を擁する大手営業代行会社で、独自の「コンサルティングセールスプロセス®」を軸に大企業・大型スタートアップの営業強化を支援しています。リード獲得から受注まで営業のあらゆる場面を代行できる体制を持ち、HR SaaS・労務管理システムを含むIT/SaaS企業への支援実績も豊富です。蓄積された商談ノウハウをもとに再現性のある営業プロセスを設計できる点は、コンプライアンス色の強い人事・総務向け商材を扱う企業にとって心強い判断材料になります。
株式会社Scalehack

出典:株式会社Scalehack
株式会社Scalehackは2022年設立、Relicホールディングスの戦略子会社として事業成長の総合支援を行う企業で、展示会マーケティング代行やインサイドセールス支援を展開しています。SaaS・タレントマネジメント領域を含む幅広い業種への支援実績を持ち、展示会後のフォローからクロージングまでを一気通貫で対応できる体制が特徴です。限られた社内リソースを補いながら商談化率を高めたい人事系SaaS企業にとって、展示会からインサイドセールスまでを一社に任せられる点は選定のポイントになります。
株式会社ディグロス

株式会社ディグロスは2009年設立、初期費用・固定費が一切かからない完全成果報酬型のテレアポ代行を主軸に、支援実績2,000社超、年間3,400プロジェクト超、リピート率94.6%を誇る老舗の営業代行会社です。中小企業向けの新規開拓を得意とし、専任担当者が不在の企業に対しても代表者アポイントを狙う設計に強みを持っています。人事担当者が専任でいない中小企業層への攻略ノウハウは、そうした企業層をターゲットにしたい人事・総務向けサービスにとって参考になります。
DORIRU株式会社

出典:DORIRU株式会社
DORIRU株式会社は2017年設立、中小〜中堅企業向けの「DORIRU」、中堅〜大手企業向けの「DORIRU BDR」を展開するBtoBセールス支援・セールステック企業で、クライアントの9割をSaaS・クラウドサービス業界が占めています。ターゲット企業のリストアップからアプローチ、商談創出までを一貫して支援できる体制を持ち、SaaS業界特有の営業プロセスに精通している点が特徴です。SaaS特化という強みは、HR SaaSをはじめとする人事・総務向けクラウドサービスの新規開拓チャネルを検討するうえでも比較対象になります。SaaS特化という強みを活かし、HR SaaS企業の新規開拓チャネルの一つとして機能してきた実績は、同業界の営業代行会社選定において比較対象になる存在です。
人事・総務部門が「相手」になるBtoB営業の全体像
「部署別」という切り口で人事・総務部門を捉えるとき、まず整理すべきは営業代行会社がどの業種を支援するかではなく、クライアント企業がどんな商材をどんな部署に売り込むのかという構造です。ここでは、人事・総務部門が購買の意思決定に関わる商材の全体像と、他部門営業と異なる特徴について解説します。
人事・総務部門が購買を検討する商材の広がり
人事・総務部門が意思決定に関わる商材は、勤怠管理・労務管理・タレントマネジメントといったHR SaaSにとどまらず、研修・eラーニングサービス、福利厚生代行、オフィス什器・備品、社労士の顧問契約まで幅広く存在します。各カテゴリで求められる専門知識や説明の深さが異なるため、営業代行会社の側にもHRTech特有の用語や労働関連法規の基礎知識が求められます。
この商材の幅広さこそが、地域別・業種別とは異なる「部署別」という切り口を成立させている理由であり、営業代行会社を選ぶ際にも自社商材がどのカテゴリに属するかを明確にしておく必要があります。
情報システム部門との共同意思決定という壁
勤怠管理や労務管理のSaaSは従業員の給与・個人情報を扱うため、人事部門だけでなく情報システム部門がシングルサインオン対応やデータ保管場所、セキュリティ認証の取得状況などを検証するプロセスが挟まることが少なくありません。この検証ステップを飛ばして人事部門だけに提案を進めてしまうと、終盤で情報システム部門から差し戻されて失注につながりやすい点に注意が必要です。営業代行会社を選ぶ際は、情報システム部門向けの資料整備まで支援できるかどうかも確認しておきたいポイントです。
稟議に乗りやすい訴求軸
人事・総務向け商材は、コスト削減効果の大きさよりも「コンプライアンス違反の回避」や「労務トラブルの未然防止」といった守りの価値が稟議を通しやすい傾向にあります。営業代行会社が使うトークスクリプトも、価格の安さを前面に出すよりも、導入実績や専門家監修といった信頼性を軸に設計したほうが、人事・総務担当者の社内説得材料として機能しやすくなります。この訴求軸の違いを理解しているかどうかが、他業種向け営業代行との差になります。
決裁プロセスと商談化しやすい年間サイクル
人事・総務部門 への営業を成功させるには、誰が意思決定に関わり、いつ予算が動くのかを理解しておくことが欠かせません。ここでは、決裁の関与者と、商談化しやすい年間のタイミングについて解説します。
決裁関与者は人事部長・総務部長にとどまらない
人事・総務向け商材の稟議には、人事部長・総務部長に加えて経営企画部門、さらには役員層まで関わることが珍しくありません。特に全社の勤怠ルールや評価制度に影響するHR SaaSの導入では、役員会での承認が必要になるケースも見られます。関与者が多いほど稟議の通過には時間がかかるため、営業代行会社には初回商談の相手だけでなく稟議ルート全体を見据えた提案設計が求められます。
4月期初の新年度予算と1〜3月の予算消化タイミング
多くの日本企業は4月開始の会計年度を採用しており、人事・総務部門の予算も4月の期初に確定し、そこから執行が始まります。加えて1〜3月は前年度予算の消化期にあたり、余った予算を使い切るために研修サービスやオフィス什器の追加発注が動きやすい時期でもあります。この二つの山を踏まえずに年間を通して同じペースでアプローチを続けていると、本来商談化しやすいタイミングを逃してしまう恐れがあります。
決裁が長期化しやすい理由と伴走力の必要性
人事・総務向け商材は複数部門を横断して検討されるため、初回接点から契約まで数ヶ月単位の時間を要することが一般的です。このため営業代行会社には、単発のアポイント獲得だけでなく、稟議書の材料整理や情報システム部門向け資料の準備まで並走できる体制があるかどうかが問われます。短期的なアポ数だけで評価すると、実態に合わない選定になりかねません。
法改正・制度変更が生む「制度対応型」商談のトリガー
人事・総務部門向け商材の多くは、法改正への対応をきっかけに検討が始まる「制度対応型」の需要を持っています。ここでは、実際に商談のきっかけとなっている主な法改正・制度変更について解説します。
ハラスメント防止措置の義務化とハラスメント研修
職場におけるパワーハラスメント防止のための雇用管理上の措置は、2020年6月1日から大企業を対象に義務化され、2022年4月1日からは中小企業にも義務化の対象が拡大されました。この施行を機に、ハラスメント研修サービスや社内相談窓口の外部委託を検討する企業が増えており、法改正のタイミングを踏まえたアプローチが有効な商材の代表例になっています。
社会保険手続きの電子申請義務化と労務SaaS
2020年4月から、資本金または出資金の額が1億円を超えるなど一定の要件を満たす特定の法人を対象に、社会保険・労働保険関係の手続きにおける電子申請が義務化されました。この制度変更を契機に労務管理SaaSへの乗り換えや新規導入を検討する総務・人事担当者が増えており、営業代行会社が電子申請対応を切り口にアプローチするケースも見られます。対象法人の要件を正しく理解したうえでターゲティングできるかが、この商材特有の勘所です。
2025年の育児・介護休業法改正への対応ニーズ
2024年5月に成立した改正育児・介護休業法は2025年4月1日と同年10月1日に段階的に施行され、子の看護等休暇の対象年齢拡大や育児・介護のためのテレワーク導入の努力義務化などが盛り込まれました。制度が変わるたびに就業規則の見直しや勤怠システムの設定変更といった対応が発生するため、こうした改正のタイミングは労務SaaSや社労士サービスにとって新たな提案余地を生み出します。
細分化するHRTech市場の構造とターゲティングの勘所
ひとくちに「HR SaaS」といっても、勤怠管理・労務管理・タレントマネジメント・福利厚生など機能ごとに市場が細分化されています。ここでは、市場構造の全体像とターゲティング上の注意点を解説します。
勤怠・労務・タレントマネジメントそれぞれの市場規模
採用管理クラウド・人事配置クラウド・労務管理クラウド・育成定着クラウドの4分野を合計したHRTechクラウド市場は、2025年度に1,689億円規模に達すると見込まれています(デロイト トーマツ ミック経済研究所調べ)。このうちタレントマネジメントシステム 市場は、2025年に407億円規模になると予測されています(野村総合研究所「ITナビゲーター2021年版」調べ)。市場全体が拡大を続ける一方で機能ごとのプレイヤーが乱立しているため、自社商材がどのカテゴリで戦っているのかを正確に把握したうえで営業代行会社に情報を共有することが欠かせません。
商材ごとに異なる決裁者と比較検討の軸
勤怠管理・労務管理システムは、日々の運用を担う総務・人事の実務担当者が使い勝手やサポート体制を重視して選定する傾向があります。一方でタレント マネジメントシステムは、人事戦略を担う人事部長や経営層が評価制度・組織設計の観点から比較検討することが多くなります。同じ「人事部宛」の提案であっても、商材のカテゴリによって刺さる訴求軸を変える必要がある点は、部署別という切り口ならではの注意点です。
中小企業と大企業で異なる購買行動
専任の人事・総務担当者がいない中小企業では、経営者自身が最終的な意思決定者になるケースが多く、代表者アポイントを狙う設計が有効になります。一方で大企業では人事部内に複数の担当者がおり、業務が分業されているため、部門横断の調整力に強い営業代行 会社が向いています。この違いを踏まえてターゲット企業の規模を絞り込むことが、人事・総務向け営業の精度を高める第一歩になります。
営業代行会社を選定する際に人事・総務特有で見るべき視点
人事・総務部門向け営業代行会社を選ぶ際は、一般的な実績や料金だけでなく、業務特有の観点を確認することが重要です。ここでは、選定時に見落としがちなチェックポイントを解説します。
個人情報・労務情報を扱う商材への配慮
勤怠・労務・給与に関する情報は機微な個人情報を含むため、営業代行会社の側にも情報の取り扱いに関する知識と、秘密保持契約の運用実績など一定の体制が求められます。特にリスト作成や架電の過程で従業員数や組織構成といった情報に触れる場面もあるため、委託先の管理体制を事前に確認しておく必要があります。テレアポやインサイドセールスのトークにおいても、個人情報保護法に抵触しない範囲で訴求を設計できるかどうかは、人事・総務向け商材ならではの確認事項です。
稟議資料・ROI訴求に強い提案力
人事・総務部門の担当者は、自ら経営層や他部門を説得するための稟議資料を作成する必要に迫られます。そのため営業代行会社にも、他社の導入効果を数値や事例で裏付けた資料や、費用対効果の試算をまとめた資料を用意できる提案力が求められます。担当者が社内説明に使える形に落とし込んだ情報を提供できるかどうかで、稟議の通過スピードは大きく変わってきます。単にアポイントを獲得して終わりではなく、稟議を通すための資料化まで支援できるかどうかが、選定の分かれ目になります。
料金体系と商材特性の相性
営業代行の料金体系には、固定報酬型、成果報酬型の料金体系を採用しているケース、そして両者を組み合わせた複合型のケースがあり、いずれも一長一短があります。決裁までの検討期間が長くなりやすい人事・総務向け商材では、初期のリード獲得は成果報酬型、稟議通過までの伴走支援は固定報酬型といった使い分けを検討する企業も見られ、どの料金体系が優れているというよりも自社の商材特性との相性で選ぶことが重要です。
予算サイクル・稟議構造を踏まえた実践的な攻略法
最後に、ここまで解説してきた人事・総務部門特有の商習慣を踏まえて、実際に商談を前に進めるための実践的なアプローチ方法を解説します。
予算サイクルを踏まえたアプローチタイミングの設計
4月の期初提案と1〜3月の予算消化提案では、担当者に響く訴求内容が異なります。期初はまだ制度対応や年間計画に関心が向きやすく、期末は余った予算をどう使い切るかという実務的な関心が強くなるためです。期初は「今年度の制度対応」を軸に、期末は「予算消化による前倒し導入」を軸にするなど、年間を通じて同じトークを繰り返すのではなく時期に合わせてメッセージを調整する設計が有効です。架電リストの優先順位や提案資料の内容も、この二つの山に合わせて年間で作り分けておくと成果につながりやすくなります。
情報システム部門を巻き込んだ提案動線の構築
労務・勤怠系SaaSのようにセキュリティ要件の検証が発生する商材では、人事部門との商談が順調に進んでも、終盤で情報システム部門からの確認要請によって決裁が止まってしまうことが少なくありません。初回商談の段階からシングルサインオン対応やデータ保管場所、セキュリティ認証の取得状況といった情報システム部門向けの技術資料を用意しておくことで、後工程での停滞を防ぐことができます。営業代行会社に依頼する際も、こうした資料整備まで支援できる体制があるかどうかを事前に確認しておくことをおすすめします。
信頼性・実績訴求を軸にしたトークスクリプト設計
コンプライアンス色の強い人事・総務向け商材では、価格の安さよりも「導入企業数」「継続率」「専門家監修」といった信頼性を裏付ける情報を前面に出したトークスクリプトのほうが有効に働きやすい傾向があります。営業代行会社を選ぶ際も、こうした訴求設計に長けているかどうかを見極めることが、部署別営業を攻略する最後の鍵になります。
まとめ:人事・総務部門特有の商習慣を理解した営業代行会社選びが成果を分ける
ここまで、人事・総務部門をターゲットにした営業代行会社5社の特徴と、この部門特有の決裁プロセス・予算サイクル・法改正が生み出す商談のトリガー、細分化するHRTech市場の構造について解説してきました。人事・総務向けの営業は、単に「幅広い業種に対応できる」営業代行会社に依頼すればよいというものではなく、稟議の関与者や年間の予算サイクル、コンプライアンス色の強い訴求設計まで理解したパートナーを選べるかどうかが成果を左右します。
また、HR SaaSひとつを取っても勤怠管理・労務管理・タレントマネジメントなど市場は細分化されており、商材によって決裁者も比較検討の軸も異なります。自社の商材がどのカテゴリに位置し、どの決裁ルートを通るのかを整理したうえで、その商習慣に合わせた営業代行会社を選ぶことが、遠回りに見えて最も確実な攻略法だと言えるでしょう。
リベラルハーツでは、証券会社出身のメンバーが中心となって培ってきた「品質特化」の営業手法をもとに、HR SaaSや研修サービスをはじめとするコンプライアンス色の強い商材の新規開拓を数多く支援してきました。人事・総務部門ならではの稟議プロセスや予算タイミングを踏まえたトークスクリプト設計、情報システム部門を巻き込んだ提案資料の整備まで、単発のアポ獲得にとどまらない伴走型の支援を行っています。
「人事・総務部門への営業を強化したいが、何から手をつければよいか分からない」「これまでの営業代行会社ではコンプライアンス訴求がうまく刺さらなかった」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度リベラルハーツにご相談ください。貴社の商材特性と人事・総務部門の商習慣を踏まえた最適な営業戦略を、戦略設計から実行まで一気通貫でサポートいたします。
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