インサイドセールス代行

インサイドセールスは内製と外注どちらが良い?費用・体制・判断基準を比較

会議室とオンラインの外部チームが営業活動を相談している様子
すべて内製・すべて外注に限定せず、強みと不足を役割で分けます。

インサイドセールスを内製するか外注するかは、月額費用だけでは決められません。自社で採用・教育・改善まで回せるのか、どれくらい早く立ち上げたいのか、顧客との対話で得た情報をどう残すのかを合わせて判断します。

この記事のポイント

社内に管理者と継続的な業務量があるなら内製を、立ち上げや稼働量の不足を補いたいなら外注を検討します。方針と重要顧客は社内、実行や特定の工程は外部という併用も有効な選択肢です。

内製化しても採用・育成は必要であり、外注しても社内の責任者は必要です。それぞれの負担を具体化したうえで、自社に合う体制を選びましょう。

この記事の目次
  1. 内製・外注・併用の違い
  2. 内製が向く企業・外注が向く企業
  3. 費用は人件費ではなく総コストで比べる
  4. 併用するなら工程か対象で分ける
  5. 外注から内製へ移行する5つの手順
  6. 発注前に答えたい6つの質問
  7. よくある質問
01

内製・外注・併用の違い

比較項目内製外注併用
人材確保採用・異動で確保委託先が配置社内責任者と外部実働者などで分担
立ち上げ採用と教育状況に左右される既存体制を活用できるが準備は必要任せる工程から段階的に始める
商材理解社内の情報へアクセスしやすい資料・研修・質問窓口が必要専門判断を社内、接触を外部に分ける
活動量の調整他業務との配分や人員配置が必要契約変更・増員条件の確認が必要繁忙期や特定リードだけ外部へ
知見の蓄積記録がなければ属人化する記録と返却の条件が重要共通CRMで運用する
主な管理負担採用、教育、評価、改善範囲合意、品質確認、連携境界と二重接触の管理

「外注は早い」「内製ならノウハウが残る」といった傾向だけで決めないことが大切です。外部チームにも商材理解の時間は必要ですし、内製チームでも会話の内容が記録されなければ担当者以外に知見は残りません。

02

内製が向く企業・外注が向く企業

IN-HOUSE内製を検討しやすい状態

継続的なリード数があり、教育と改善を担当する管理者がいる。社内連携が多い専門商材で、長期的に顧客理解を深めたい。

OUTSOURCING外注を検討しやすい状態

採用を待てない、特定期間のフォローが不足している、立ち上げの設計経験が足りない。任せる範囲と社内窓口を決められる。

内製の注意点:担当者を置くだけでは機能しない

営業経験者が一人いれば十分とは限りません。対象を選び、会話を振り返り、商談担当から結果を回収する時間が必要です。架電だけを担当させ、改善の責任者を置かないと、活動量が増えても運用が成熟しにくくなります。

外注の注意点:丸投げにすると判断が遅れる

委託先が専門質問への回答や対象条件の変更を待っている状態では、稼働時間を活かせません。週次の確認枠と日常の質問窓口を確保しましょう。対象や商材が頻繁に変わる場合は、変更に伴う準備費用も確認します。

まだどちらにも進むべきでない場合

誰に何を売るかが曖昧で、資料請求の経路も追えず、社内の意思決定者も決まっていない場合は、まず営業方針と情報を整理します。実働者を増やす前に、設計支援を含む小規模な検証から始める方法があります。

03

費用は人件費ではなく総コストで比べる

内製の給与と、外注の月額料金を直接比較すると、教育・管理・採用などの負担が抜け落ちます。人数ではなく、任せられる仕事と稼働量を揃えて比べます。

費用・工数内製で計上する項目外注で計上する項目
準備採用費、研修、業務設計初期設計、商材研修、環境設定
毎月の実行給与に加えて会社負担の費用月額費用または成果報酬
管理責任者のレビュー・教育時間社内窓口の確認・会議時間
ツールCRM、電話、メールなど委託費に含まれない追加利用料
交代・終了採用し直し、引き継ぎ体制変更、データ移行の条件
比較方法を理解するための仮定例

内製:人員関連費40万円+採用・教育費の月割り10万円+管理工数換算10万円+ツール2万円=月62万円相当。
外注:月額50万円+初期費用10万円を3か月に配分+社内管理工数換算5万円+ツール2万円=月約60.3万円相当。

実際の相場や見積もりではありません。工数換算を含む経済的コストであり、現金支出だけの比較でもありません。稼働時間と業務範囲が同等かを別途確認します。

外注の予算検討では固定報酬月額30万円〜100万円、成果報酬アポイント1件30,000円〜100,000円を目安とし、個別条件で確認します。税の扱いも揃えて比較してください。内訳は費用と見積もりの確認ポイントで解説しています。

04

併用するなら工程か対象で分ける

併用で避けたいのは、社内と外部の担当者が同じ顧客へ別々に連絡することです。会社単位・顧客単位の担当を明確にし、変更時もCRMで履歴を引き継ぎます。

併用のパターン社内が担当外部が担当向く場面
工程で分ける商談・提案と最終判断初回接触、状況確認、日程調整商談担当を提案へ集中させたい
対象で分ける重点企業・既存の関係先未接触・休眠リード重要顧客を社内で維持したい
期間で分ける平常時の運用展示会後など繁忙期の支援一時的にリードが増える
立ち上げで分ける方針決定と将来の担当者設計・初期実行・教育将来は内製化したい

共通ルールとして、担当者、最終接触日、次回予定、連絡停止の情報を全員が確認できるようにします。会議では「誰の成果か」だけでなく、どの工程の滞留を減らせるかを見ます。SaaSでの役割分担やKPIはSaaS向けインサイドセールス代行の選び方で整理しています。

05

外注から内製へ移行する5つの手順

  1. 開始時に移行方針を共有:将来的な内製化を予定していること、受け取りたい成果物を伝えます。
  2. 記録を共通化:顧客データ、スクリプト、反論への回答、失注理由を共通環境へ蓄積します。
  3. 社内担当者が同席:定例会や会話レビューに参加し、判断の理由を学びます。
  4. 一部の対象から移管:顧客群を区切って社内が担当し、入力品質や商談品質を確認します。
  5. 移行後の見直し:引き継ぎ漏れ、再連絡の遅れ、商談後の結果を確認して範囲を広げます。

終了日だけ決めて一括移管すると、次回連絡の予定が抜けやすくなります。未対応のリード、商談予定、相手との約束を一覧にし、引き継ぎを受けた担当者を記録します。資料の利用範囲やデータ出力についても契約時に確認しておきましょう。

06

発注前に答えたい6つの質問

  • 必要な体制をいつまでに用意する必要があるか
  • 月ごとの業務量は安定しているか、変動が大きいか
  • 教育と品質改善を担う管理者がいるか
  • 専門的な質問に社内で回答できるか
  • 顧客情報・記録・成果物をどこに残すか
  • 将来も委託するか、内製へ移すか

答えが揃ったら、内製だけで実行する案と、特定の業務を外注する案を並べます。採用人数と予算に加え、立ち上げまでに未対応となるリードも確認すると、機会損失を含めて判断しやすくなります。

委託先を探す際はインサイドセールス代行会社の比較、切り出す業務は委託範囲と役割分担をご覧ください。

07

よくある質問

外注するとノウハウは残りませんか?

残すための設計次第です。共通CRMへの記録、スクリプトと改善理由の共有、会話レビュー、終了時の引き継ぎを契約と運用に含めます。

社内に経験者がいなくても外注できますか?

設計支援を含むサービスは候補になります。ただし、商品情報や営業方針の承認を担う社内責任者は必要です。

採用できたらすぐ外注を終了してよいですか?

契約条件を確認したうえで、社内担当者が同じ業務を実行できるか検証します。稼働の重複期間を設け、対象顧客を分けて段階的に移す方が引き継ぎ漏れを減らせます。

LIBERAL HEARTS / INSIDE SALES

見込み顧客との接点を、
質の高い商談へ。

リードフォロー、新規開拓、商談化から商談対応まで。リベラルハーツが課題に合わせた支援範囲と体制をご提案します。

インサイドセールスを無料相談
この記事の発行元
株式会社リベラルハーツ

営業戦略の設計からアポイント獲得・商談まで、企業の営業活動を支援しています。

運営会社について